「快医学」は宇宙の摂理

ここで私が現在提唱している「快医学」についてざっとお話しておきましょう。

私たちが生きるうえで、どうしても欠かせない生命活動の基本に、息(呼吸)、食(飲食)、動(身体活動)、想(精神活動)の四つがあります。

そして私たち個を取り巻く存在、つまり場=環(環境)が、そこにかかわってきます。この生活の場には、水や空気など物理科学的なもの、そして家庭や学校、職場といった人間関係、また他の生物や植物、鉱物との関係、はたまた太陽や月、宇宙に広がる星々との関係があります。

私たちを取り巻くこれらの場は、それぞれエネルギーを放出したり吸収したりしています。

私たち個は、それぞれの場のエネルギーや情報を交換し合いながら活動を行なっているのです。 このエネルギー・情報交換は目に見えない糸でつながっているように規則正しく行なわれているのです。

場を含め、五つの相互関係は、ふだんバランスよく保たれているのです。このバランスよくというのが、前にも話しましたが一番たいせつなことで、「快医学」の基本となっています。

「バランス」=「気持ちいいこと」=「パランスがとれている」=「健康」となります。

また逆に、

「気持ちがよくない(痛い、だるい、苦しいなど)」=「パランスが崩れている」=「病気」ということになります。

「快医学」では、このバランスを整える力の起源は、気持ちのいい生命の法則の働きによると考えています。病症を見つけたら、いち早くこの気持ちのいい法則に順応した生活の改革を行なう ことでバランスを修正し、西洋医学的方法(手術、抗ガン剤、放射線治療など対症治療)ではなく、宇宙生命の快法則を洞察した東洋医学的な全体観をもって癒しを行なっていこうというもの です。この驚異の「快医学」を実践し難症から立ち直った方々が数多くおられます。

現在、東京・荻窪にある「快医学の里研修センター」(1999年当時)には、常時二百人ほどのガン病者が通院研修にみえており、ほとんどの方が二、三ヵ月で大幅な回復をみせています。

また、白血病、悪性リンパ腫、パーキンソン病などの難症から、端息、精神障害、花粉症、リューマチ、子宮筋腫に至るまで、驚くべき効果をあげています。

「快医学」は、むずかしい理論をふりかざしているわけではありません。

病気を治すのはあなた自身なのです。あなた自身が真の癒しを求め、生命の快法則に従えば、自然に健康は回復されるのです。

自然や宇宙には、この「生命の希求」を聞き入れ、優しく抱きかかえるように、快い生命の法則が存在しているのです。

仏陀やキリスト、老子やマホメットといった歴史上の偉大な聖人は、みな一様に、宇宙の真理=宇宙の快い生命法則、を洞察していたに違いありません。

「快医学」は、この聖人たちがつかんだ宇宙の真理を、誰もが実践できる簡明率直な生活の快法則としてつかみ直し、人びとの不安と地球の危機への根源的な解決と実践プログラムを提出して います。

もっというならば、「快医学」は、二一世紀に向かって、すべての生あるものとともに、「生命の快法則をもとに思いきり生きたいように生きよう」と呼びかけているのです。

「快医学の里研修センター」においでになる病者や、日本各地、交流のある30カ国の、快医学に親しまれている方々は、生活に溶け込んだ「宇宙の真理」として、生活全般を、楽しく、快い快方向に転換する、大きな指針となっています。

また、ガンやエイズや自己免疫病の難症病者にとっては、快医学の考えや、具体的な手当て法が、生きる希望となり、生きがいとなっています。

さらには病で学んだ宇宙の真理や、ご自分の体験を、苦痛に打ちひしがれた病者に伝えることで、「病者から癒しの聖者へ」の大道を歩んでいる方が、世界中にたくさんおられるのです。

だからといって快医学は、決して単に病気治しを目的とするものではありません。私たちの合い言葉は、「自分を癒し、他人を癒し、地球を癒す」というものです。

さあ、世界中のみなさんと一緒に「からだに気持ちいい」ことから始めましょう。

瓜生良介

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